学生の声

【科目名】 [質問6]最も興味深かったこと :東北大学のチャレンジ~グローバル時代の教養教育改革 【対象学部】 全学部
【担当】 教養教育特別セミナー 【開講時期】 2014年4月7日(月)13:30~15:30

[質問6]あなたが今日のセミナー全体を通して最も興味深かったことは何ですか。(主なコメント等のまとめ)

 

批判と非難

  • 批判と非難の違いについての議論がおもしろかった。考えさせられた。
  • 批判と非難を自分も混同していたので、その違いに気付けたことが良かった。
  • 批判と非難の区別は多くの日本人が出来ていないが、本当の意味での批判を持って社会を見る必要があるというのは参考になった。
  • 批判と非難の違いは感情的になるか否かだと考えていたが、建設的な議論を生むかどうかだという指摘が興味深かった。
  • 批判と非難の違いを十分に理解し、自分の発言に責任を持って社会と関わること。
  • 私は普段から批判という言葉に非難・否定という意味が含まれている事、否定をする事イコール批判をする事という認識がされている事に疑問を感じていました。その疑問に対する1つの答、考え方が聞けたという点で、とても為になったと思います。
  • 批判と比べて非難には3つのまなざしが足りない(弱者の視点・歴史的視点・現場の視点)というお話が印象に残った。
  • 「良い批判」について先生方の様々な考え方、とらえ方があること。
  • 良い批判は非難ではなく、検討し論理立ててお互いに対話を呼び起こす批判である。
  • 相手に意見することだけでも、色々な視点があること。
  • 今まで私は感情のまま、何の責任もなしに意見を述べる「非難」をしてしまっていたと思います。今後はしっかりとした考えを持って、物事が良い方向に進展していくような「批判」的な視点を持って生活を送っていきたいです。

など44件

 

教養/教養教育の意義

  • 教養教育の果たす大きな役割を認識することができた。一般教養科目の選択の一助とする事ができた。
  • 社会の中で自己を認識するために必要な、広い知識・情報を得るためのものが教養教育なのかと思った。
  • 教養教育について詳しく知ることができて、興味を持ってセミナーを受けることができた。
  • 教養で人間力と感性を養い豊かな人間になること。
  • 教養という言葉をキーワードに講演者それぞれの視点で話がなされることで、単純な問題ではないことが分かった。
  • 理系の社会文化リテラシー/文系の科学技術リテラシー:総合大学でしか出来ないことで興味を引かれた。
  • 自分の出身高校も全学教育に力を入れており、今日のセミナーで改めて全学教育のすばらしさを感じた。
  • 正直仕方なく受けると思っていた全学教育が、実はまず最初に能動的に受けるべきものであった点。
  • 教養は専門を学ぶ上で多様な視点を与えるものであるということが分かった。
  • 教養教育はある一時期の集中のみではいけないということが分かった。続けることが大切
  • 教養科目を通して専門科目への基礎を作ることができるということ。
  • 教養教育は様々なことを考えていくうえでの土台となること。
  • 教養は教養教育でのみ培われるものではないということ。
  • 昔の「師」と「弟子」のように、なぜ今「それ」を学ばなければならないのか、将来何の役に立つのかを感じさせないことが大切だと考える。もちろん「意味を考える」ことは重要だと分かっているが、過剰な部分とそうでない部分の区別がなく、ここを新たな教養教育への着眼点にしたいと思う。

など34件

 

パネルディスカッション

  • 初めてだったが、パネルディスカッションの面白さに気付けたのは良い経験になりました。
  • 学生の質問のレベルの高さに非常に感心した。誇らしく思うとともに、焦りを感じた。
  • 同世代の人たちが社会に抱いている疑問や意見をはかり知ることができた。
  • 学生が積極的に質問をしていた。自分ももっと能動的にならなければと思った。
  • 他の人の質問を聞いて、自分の思い付かないような疑問を考えることができた。
  • 質問に親切に応えていた姿から、大学の教育にかける熱意を感じられた事はよかった。
  • 学生からの質問に対する先生方の考えを聞く機会があり、自分がこれから生活していく中で必要な目線・考え方が少しつかめた気がする。
  • 教育に対して様々な角度から意見が出された点。一つの質問に対して多数の答が出た。

など33件

 

大学の意義/大学で学ぶべきこと

  • 学生たちも参加して東北大学の特色をつくっていこうという、大学の姿勢が感じられた。これそのものが東北大学の特色になるだろうと思う。
  • 学習に対する姿勢を変えなくてはならないこと。
  • 「大学で学ぶ事」以上に「大学という場所、仕組み」で学ぶことに意味があるのだ、ということ。
  • これから大学生として学んでいくうえでの心構えを聞けたこと。
  • 大学の学びは能動的でなければならず、接続過剰になるのではなく、孤独と向き合うことも必要であるということ。
  • 大学では、色々な人との交流を通して多くの視点を身に付けること。
  • 教師からよりも年長の先輩から得られるものが大きいということ
  • 教師とのface to face の接触。
  • 今の社会・大学に多くの考察すべき問題があること。

など19件

 

教養教育改革/全学教育

  • 東北大学の取り組みとして、教養教育改革を行おうとしていること。
  • 全学教育をよりすぐれたものにしようとしている点。
  • 学部3年以降も必要に応じて教養教育に戻ってこれること。
  • 文系の生徒にも理系の講義を受ける機会が用意されていること。
  • 教養教育を支援するためにこんなにも考えられ、制度もたくさんあること。
  • 1,2年次の全学教育の中で積極的な姿勢を通し、グローバルで活躍できる人材の育成に強く力を入れている事が分かりました。今後の教育の中で私がどのように意欲を刺激されていくのかが楽しみです。

など14件

 

教養と哲学

  • 哲学と教養との関連性が興味深かった。昔からの教養の変遷を見ることで学びの意味について考えさせられました。
  • 「三太郎の小径」って何だろうと思っていましたが、今日のお話を聞いて今度散策してみようと思いました。

など12件

 

教養/大学の成り立ち

  • 自由教養の歴史について、軽くではあったが触れることができたこと。
  • 改めて大学の成り立ちや今後望まれている事を確認できたことが良かった。
  • 大学のルーツ、最初の大学がどのようなものであったか。
  • 東北大学の歴史

など11件

 

ジャーナリズム:担い手の課題

  • 今日のセミナーを聞いて、自分は本当に小さなコミュニティーの中で悩んでいたのだなと気付かされました。
  • 最近の若者はコミュニティーが小さく、探究心がないということ。
  • 若者の活動範囲が「小宇宙」に限られているということ。
  • マクロの視点が大切であること。
  • 「5W1HのうちWHYが弱い」という指摘。自己完結で納得してしまうことが多かったので、「WHY」や「自己否定」の意識を持つ必要性を強く感じた。
  • 物事を「鳥の目」で見ることを意識しつつ、輿論を重視して大学で出会うことになる異質な(=良い意味で)のものとの関係を大切にしながら生活していくべきだと知ったこと。
  • 現代の大学では自己否定の風潮が薄いという批判があり、私も自己肯定に陥ることはとても危惧すべきことだと思った。
  • 社会の矛盾にしっかりと向き合うことが若者に求められているのかもしれないが、それを見つめたとして、見えるものは解決し難い現実であると思われる。解決しようと運動でも起こせば、秩序を乱すとして社会からそれこそ非難(批判?)されるのではないか。心の奥底では正しいと思いながらも明るみに出せば世界が成り立たない、そんな矛盾を大人たちは自ら見極めようとしているのだろうか。そうは思えないが、なぜ若者にはそのような矛盾と向き合うことをすすめるのか。

など11件

 

メディア・リテラシー

  • ただ受身になって学ぶだけでなく、社会を批判的に捉える視点は大事だと思った。
  • 私達の「社会を良くしたい」と思う意欲が大事だといった内容の話は、その通りだと思った。
  • 社会に対して批判するような意見を言う人が新聞記者でも少ないこと。
  • ぬるい環境で生きてきたから否定的批判的に物事を捉える力がないと言われたこと。「僕だったらこういう質問をします」とおっしゃった質問はすごく面白いと思ったし、そういう質問をするような記者が増えたらマスコミなども変わってくるのではないかと思った。

など10件

 

大学と社会/就職

  • 現場で必要な事と教育の乖離。
  • 大学の授業で得られる力と現場で求められる力(実践力)とは別であり、後者は日常生活で自ら得るものだということ。大学生活ではこれを意識して実践力を備えた人間になりたいと思った。
  • 教育機関をハローワークとはき違えている人が多いと日頃から感じていた。教育を通して職に向き合うことができるということを知った。
  • グローバルな人材が求められている事を知ったので、自分も努力したいと思った。
  • 現場で役に立つためには、専門だけでなく教養を広げ、深めていくことが大切なこと。
  • 色々な人と切磋琢磨することが人間性を豊かにし、就職にも有利である。
  • 大学での座学・実験だけが勉強ではないこと。

など9件

 

輿論と世論

  • 輿論と世論の違いを初めて知り、自分も輿論を述べられるようになりたいと思う。
  • 世論は歴史的背景を考慮していない、ということから、今日の日韓や日中の問題が思い出されて、本当にその通りだと思った。
  • もともと漢字も異なり意味も違うものであったのが、世論だけが使われるようになった。確かに現在では周囲の人々に流される傾向が強いと感じた。
  • 世論に惑わされずに輿論を作っていく。まわりに流されるのではなく、自ら学んで自ら判断して世界を作って行けるような人間になりたいと思った。難しいことですが…

など6件

 

ジャーナリズムの現場/社会人からの話

  • 大学の外の講師の話で、一般教養の役割・効果が分かり、それらの関連の話が興味深かった。
  • 現場にいるジャーナリストの考えや意見が聞けたこと。

など6件

 

議論とネット

  • ネットは情報の拡散には向いているが、議論には向かない。発言はもっと熟考してするべき。
  • SNSは議論に適さない。

など4件

 

その他(肯定的)

  • 話題提供の3人が「もう大切だと分かっているがなかなかできない、得ることが自分には難しいのでは」という力を共通して挙げていたこと。
  • 総長の言葉
  • 全部興味深く聞き入ってしまいました。

 

その他(否定的)

  • 講演者の地位とプレゼンの上手さは比例しないということ。資料を読み上げるだけでは意味がないと思った。
  • 後ろの席で全然聞こえなかった。
  • 匿名のアンケートに意味があるのか?どうせ精読しないだろう
  • 寝ていて全く話を聞かなかった
2014.6.5