元総長特命教授の福西浩先生が2018年度日本地球惑星科学連合フェローに選ばれました。

2018年4月13日/pm 15:11

福西 博 先生 は、南極地域観測越冬隊長や国立極地研究所などを経験され、東北大学理学研究科教授、日本学術振興会北京研究連絡センター所長を経て東北大学教養教育院総長特命教授として2012年4月から2014年3月まで活躍されました。現在、公益財団法人 日本極地研究振興会の常任理事をされています。専門分野は超高層物理学、宇宙空間物理学。

 

今回の受賞理由は、雷に伴うエルブスの発見、陽子オーロラやPc1/Pi2地磁気脈動の特性の解明、新たな計測装置の開発や多数の後進研究者の輩出による超高層大気分野への顕著な貢献によるとのことです。東北大学での研究と教育活動が高く評価されました。

 

公益社団法人日本地球惑星科学連合(Japan Geoscience Union; 以下JpGU)は、地球惑星科学を構成するすべての分野及び関連分野をカバーする研究者・技術者・教育関係者・科学コミュニケータ、学生や当該分野に関心を持つ一般市民の方々からなる個人会員、地球惑星科学関連学協会を団体会員、事業を援助してくださる賛助会員から構成される学術団体です。団体会員としては50学会ほどが加入する大規模な組織です。

日本地球惑星科学連合フェロー制度は、地球惑星科学において顕著な功績を挙げ、あるいはJpGUの活動に卓越した貢献をされた方をJpGUにおいて高く評価し、名誉あるフェローとして処遇することを目的として設置するものであり、制度準備委員会から提出された原案を理事会で承認したものです。2018年度は12名の方が選ばれています。

 

日本地球惑星科学連合HP